言葉の力 瀬谷ルミ子氏講演会


講演会の様子

 震災を経て久慈高校の同級生が集まり協力者の力をかりながらNPOを設立、このプロジェクトで後輩たちに言葉の力を届けたいと話す安田理事長。

 紛争地域での活動、兵士から武器を回収し職業訓練、自立した生活を送れるようになるまで携わる模様など説明する瀬谷ルミ子氏。

 高校3年生でみた1枚の写真、ルワンダ内戦の難民キャンプで死にかけている母親と泣きながらそばにいる子供の姿、これがこの仕事を選ぶきっかけとなったとのこと。

 生徒からお礼の言葉。「日本が紛争解決の中で大きな役割を担っているということは世界に対して誇れること。これから世界の中で何を日本ができるか大切になっていくと思う。」

 瀬谷氏、久慈高校加藤校長先生と当日運営に携わった当NPOスタッフ。

 懐かしのうん十年ぶり久慈高校体育館にて講演会前に瀬谷さんを囲んで。

在校生からの感想

 日本にいれば世界の話は見たり聞いたりするだけで実感があまりないが、実際に世界で活動している人の話を聞くことでわかることがたくさんあった。今は震災から復興したが、これは日本がもともと資源や人材があったからだと思う。そのような人達を現地で育成することも、これからの外国の発展途上国には大事なことだと思った。

 私は将来看護師になって、その後、医療で困っているような海外の国に行って困っている人を助けるという夢があります。そんな私にとって瀬谷さんの講演はとてもためになった。日本や世界中で活躍し、必要とされるような看護師になれるよう精いっぱい頑張ります。

 自分たちはとても恵まれた環境にいて、「未来を選択できる」という紛争地域の人たちからすると考えられないほどうらやましい人生を送っていると実感した。

 将来被災地の復興に関わる仕事につきたいと思っているのですが、今日の講演会を聞いて仕事についた時に参考にしたいことがたくさんありました。

 自分もやりたい仕事がないので、瀬谷さんのように好奇心を持って仕事を見つけたいです。自分は井の中の蛙だと改めて思いました。あと、世界は広いと思ったし、自分には多くの可能性があり、またそれを自分の努力次第で叶えられる環境で育っている事に感謝したいと思いました。

 私が一番驚いたことは子供がシンナーのようなのを吸うことが当たり前の地域があるということです。世界には私たちが知らないことが起きているということを実感しました。

 全て手取り足取り支援するのではなく、「自立」の支援も同時にしていくという発想は素晴らしいと思う。現地の人々に文句を言う人がいても先を見越して動けるのも素晴らしい。今回も素晴らしい講演を聞けてよかった。

 日本人が世界に出て様々な面で活躍しているのがすごいと思った。原爆を落とされて復興した日本だから他国から信頼されて日本にしかできない仕事があるというのは驚いた。これから様々なことに興味を持って社会の動きに関心を持って生活したい。

 この講演会でNPOの職員がどのように援助活動を行っているかがわかりました。NPOが行っている活動をもっといろいろな場所で行えば、もっといろいろな国が仲良くなれると思います。

 紛争問題はよく耳にするがこれまで遠ざけていた。私には大学へ行ったらやりたいことがある。それは他国(発展途上国)へ行って他国から日本を見ることだ。きっと恵まれている私たちへ何かもたらしてくれるはず。その1つが今日の講演会だが久慈高の私たちの先輩が世界で活躍する姿に感動しました。

 「かつて原爆を落とされて戦争に負けて、そこから今のように発展した日本だからこそできることがある」という言葉が印象的だった。今の東北にも通じる物があるんじゃないかと思います。

 日本のGDPが2050年、世界で現在の第3位から大きく後退し第8位となり、日本の前後にインドネシアとナイジェリアがいることから、我々は日本が下がらずにむしろ上がれるように頑張りたい。

 高校3年生の頃に決めた職業に誇りを持っていて尊敬しました。私も自分が好きなことをテーマにした職業につきたいと思いました。

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