8月25日 おぎちゃんフリーファイト

 8月25日(日) 久慈市・三船十段記念館にて、「おぎちゃんフリーファイト」の生配信を行いました。

 「おぎちゃんフリーファイト」は久慈市出身の総合格闘家 扇久保博正選手が開催するオープン参加のアマチュア格闘技イベント、アマチュア修斗公式戦・修斗グラップリング・ブラジリアン柔術等合計15試合が行われました。

 今回は生配信の技術的な部分をご紹介します。
 北いわて未来ラボでは、オリジナルの技術を駆使した配信システムをご提案しています。お気軽にご相談ください。

 配信ブース内の機材です。
 配信システムはATEM Miniスイッチャー、カメラ4台、CG用のMac2台、ミキサー、ステレオ収音マイクと会場アナウンスマイク、解説席マイクが主要な構成です。

 基本的にはATEM miniスイッチャーを核とした一般的な配信システムですが、今回は独自開発したポイントがふたつ。

① ATEM mini用 自作コントローラー
 ATEM Mini本体だけでは操作できない機能を割り当てられるボタンコントローラーを自作し、スーパーやワイプ窓のコントロールを行いました。
 開発中につき、いまのところケースなしのプリント基盤裸運用です。
 ATEM MiniとはWi-Fi経由で接続され、ランプ付きボタンでコントロールとステータス表示をします。
 USBケーブルで接続先のMacから電源をもらいつつ、USBキーボードとして動作しているので、CHGボタンで、Mac側の出力を進めたり戻したりが可能です。

②スーパー素材・会場サイネージ・タイマー・スコア集計 統合アプリ
 このイベントのためにオリジナルの試合進行・素材出力の統合アプリケーションを作成しました。
 選手名簿・試合表のデータベースからイベント進行に応じて、配信画面へのスーパーと会場サイネージへの表示をしています。

(上)配信ブースMacでの操作画面 (下)スーパー・サイネージ表示のようす

 試合中の操作は柔術のポイント加算やタイマーのスタート・中断時の一時停止・再開など。配信ブースからの操作は難しいため、審判席にアプリと連動するiPadを置いて主催者側のルールを熟知したスタッフに操作してもらいました。

 白熱の15試合で、会場も大変盛り上がりました。
 ぜひアーカイブ配信でご覧ください。